『新潮45』が出ました!

lelele2006-02-21


先週木曜の東京MXテレビ5時に夢中!」で、コメンテーターの中瀬ゆかりさん(『新潮45』編集長)と岩井志麻子さんが出ていて、岩井さんが何の脈絡もなく韓国の飲み屋の店長に文句をいっていました。なんでだろう、と思っていたら、『新潮45』のカラーグラビアで、岩井さんと中瀬さんが韓国のソウルへカジノ旅行にいったことを知りました。「岩井志麻子、カジノ&イケメン三昧 in ソウル」ってタイトルのグラビアは、まさに「こんなの、ありなのかよー」と驚嘆すべきものであり、岩井さんの連載「ドスケベ三都ものがたり」と合わせて読むと、岩井さんのぶっとびぶりは他誌に例を見ないことがわかります。

特別企画「セックス難民」では、お友だちの二松まゆみさんが「下流セックス」という記事を書いています。二松さんは、ネット上で夫婦仲相談所を主催し、その所長をつとめながら、『となりの寝室』や『もっと、夫婦は恋できる』などの著書では作家の顔を持つ方です。内藤みかさんの紹介で知り合いました。みなさん双風舎の著者でも何でもないのですが、おもしろそうだということで、内藤さんや二松さん、玄月さんらで性に関するトークをやろうと思い、いくつかの書店に相談しましたが、どの書店からも冷ややかな反応がかえってきたのを覚えています。現場の方は受け入れてくれるのですが、上司と呼ばれる方に話しがいくと「×」になっていたようです。「性」と「書店」は、ミスマッチなのでしょうか?

というわけで、事件を読むなら『新潮45』です。「誰なんだ」とか「どこまで信憑性があるのか」などといわれて久しい一橋文哉さんによる、世田谷一家惨殺事件のレポートが掲載されています。この事件、すでにマスコミでは忘れられていますね。

新潮社の雑誌は保守的だ、といって読まない「進歩的」または「革新的」な人も、きっといるのだと思います。しかし、社会全体が保守化しつつある現状(私がそれを支持しているわけではありませんので。あしからず)で、「保守的だから読まない」とある種の新聞・雑誌を読まないうのは、けっして得策だとは思えません。革新的あるいは進歩的なのであれば、まず相手のことを知ることがたいせつだと思います。それでなくても、おもしろいものはおもしろいわけですから、変に色分けをしてしまったり、毛嫌いしてしまうのは、もったいない話です。

そんなことよりも、時間がなくて読めない人が多いんでしょうね。実際は。