シンドラーのリスト
おくればせながら、スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」を観ました。ラストシーンで、不覚にも号泣しました。
当たり前なのかもしれませんが、戦時下で人を救うのは、多くの場合、商売をやっている人だったりするんですよね。権力はカネに弱い。
カンボジアにいるときは、私も権力にたくさんカネを払いました。カネがあれば、王様にも会えるし、首相や国会議長にも簡単に会える。そんな社会では、「賄賂はダメ」とか「クリーンな政治」とかいってられません。もちろん、賄賂や汚職がないに越したことはありません、とはいっておきましょう。
戦時下に入ったり、戦後の混乱期には、そんなふうになってしまうのかもしれません。日本の戦後もそうだったのかもしれませんが、生まれていなかったのでわかりません。しかしながら、社会状況によっては権力がカネ次第で動くことを、カンボジアで学びました。
そうなると、問題は非常時にカネで権力をどう動かすかということになります。シンドラーになることもできるし、私服を肥やすこともできる。どちらを選択するのかは、そういう状況にならないと、きっとわからないんでしょうね。私もよくわかりません。
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長い映画なんですね〜。鑑賞時間の計算を誤り、終わったら朝になっていました。