見本ができました!

 『限界の思考』と『デリダの遺言』の見本が届きました。ここ数ヶ月の苦行(!?)など、あっさり忘れてしまえるような出来です。
 『限界の思考』については、「いかにも双風舎の本!」(『挑発する知』、『日常・共同体・アイロニー』、そして……、という意味で)というのが、手に取ってみた感想です。480ページの重厚感。まるでカバーのようなオビ。オビ写真で見られるふたりの謎のほほえみ(笑)。見かけは重厚だが、本文はライトな感覚(けっして軽薄という意味ではありません。年少者でも、とりあえずは読めるということです)。そして、分厚さの中に内容がぎっしり詰め込んであるにもかかわらず、税込1995円という価格。
 『デリダの遺言』については、いかにも遺言らしい(笑)、シックな色合いのカバー(はじめてツヤ消しPPを採用)。こじゃれた紙質のオビ。そのオビには、シックな外観を無視したような力強い文字。この本は「双風舎らしからぬ装丁」の本だといえます。さらに、初版は1500部しか刷らないのに、お買い求めやすい税込1890円という価格。
 グルメ雑誌のチョウチン記事みたいになってきたので、このへんでやめておきます。とにかく、まずは手にとってペラペラとめくってみてください。

 本日より出荷作業を開始して、都内の大きめの書店であれば、明日から店頭に並ぶと思います。ひとり出版社が一度に計7500部もの本を刷ってしまったので、出荷は2日間にわたっておこないます。流通の問題上、出荷元の東京都千代田区神田神保町に近い書店ほど、本が早く届きます。遠隔地の書店に本が並ぶのは、3〜4日くらいあとになるかもしれませんが、ご容赦ください。
 都内の読書人であれば、10月30日に三省堂書店神田本店でサイン会を開催しますので、とりあえず買っていただき、それを会場に持ってきていただくか、会場で本を買えば、著者がその場でサインをしてくれます(ただし北田さんは欠席)。宮台さんと仲正さんの面白い話も聞けます。ぜひぜひご来場ください。

 5月ごろからネット書店でご予約いただいた読書人の方がた(推定150〜200人)。また、発売の告知をしてから、さんざん待たせてしまった読書人の方がた。そして、たくさんの注文をいただいたのに、なかなか本が出荷できず、「おいおい、だいじょうぶかよ?」と思われたであろう書店人のみなさま。お待たせして申し訳ありませんでした。
 ようやく、やっと、みなさんの手に届けることができそうです。

 ご意見やご感想は、どしどし当ブログのコメント欄に書き込んでいただくか、アマゾンやbk1の書評欄に書き込んでください。ご自身のブログで感想を書かれた場合は、ぜひトラックバックさせてください。誤字や脱字、その他の問題点がありましたら、当ブログかメールにてお知らせいただければ幸いです。webページに訂正表をつくって、随時、掲載していきます(もちろん、ないのが一番なのですが……)。

 では、2点の本をつうじて、みなさんと出会えることを、心待ちにしております。