2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

早稲田大学にジャーナリズム大学院ができるんだって!?

そんなのつくって、世の中に役に立つ人材が育つのでしょうか? 大手マスコミの天下り先にならぬことを祈っております。この件に関しては、武田徹さんとまったく同意見です。興味のある方は、武田さんのオンライン日記(http://162.teacup.com/sinopy/bbs)を読…

会社の話 15

書店と新規で交渉をするのにあたって、ひじょうにラッキーだったことがある。それは、K社在籍中の末期に、姜尚中さんと宮台真司さんの対談を開始していたことだ。この企画はK社の負債をすこしでも減らす目的で、おふたりに協力をお願いしたものだった。 まず…

今日も一席

こぶ平さんも、たいへんですね。林家正蔵を襲名してしまったからには、これから八代目正蔵と比較される地獄の日々がつづくのですから。無責任だけど、こぶ平さんには地獄を乗り越えていただき、落語復興のためにがんばってほしいなあ。

おかげさまで、やっと5桁になりました

双風舎のwebページは、立ちあげて1年ちょっとくらいになりましょうか。数日前に、ようなく1万ページビューとなりました。リニューアルした2カ月前からは、制作や更新を専門の方にお願いしていますが、それまではホームページ・ビルダーで、自分で制作してい…

みんなで落語を聞きましょう!

落語を聞くと、話自体が面白いし、庶民の歴史の勉強になるし、ユーモアの勉強になるし、他人と話すときの話術の勉強になる。いいことばかりじゃあ、ありませんか、ねえ。とりあえず、古今亭志ん生でもいかが?

会社の話 14

出版社は取次に、正味だけでなく、まだまだ条件を飲まされる。その第一が「部戻し」という条件だ。部戻しと称して、取次から出版社への精算時に、売上から3〜5%くらい引かれた状態で支払がなされる。たとえば、正味が65%で部戻し3%だと、本体価格1000円の本…

韓東賢さんの本

韓さん(東大大学院)のチマ・チョゴリをとおした在日朝鮮人のエスニック・アイデンティティに関する論文を、一般向けに加筆・修正して、年内に刊行します。 姜尚中さんらの活躍により、「在日」への認知度や理解度は、ひと昔まえよりも高まったといえましょう…

仲正さんの書き下ろし

仲正昌樹さんの書き下ろしを、10月初旬あたりに発売する予定です。テーマは、「生き生きとした思想を語る死者たちを斬る」。流行思想批判をとおした現代思想の入門書になりそうです。現在、仲正さんに張り切って執筆していただいております。

仲正さんと北田さんのトークセッション

「仲正×宮台→宮台×北田」とくれば、「→北田×仲正」でトークバトルをしてもらわなければなりません。これで、謎の三角形が完成することになります。トライアングル対談とでもいいましょうか。(笑) もちろん書籍化を前提にしています。 仲正昌樹さんと北田暁大…

宮台さんと倉田真由美さんのトークセッション

もうすぐ告知されると思いますが、7月21日に青山ブックセンター本店にて、宮台さんと倉田さんによる「恋愛」をテーマにしたトークセッションを実施します。書籍化を目標にした全3回の連続トークで、その後、リブロ池袋本店や紀伊國屋書店新宿本店でも開催す…

宮台さんと北田さんの『限界の思考』

6月下旬の発売予定でしたが、編集作業が遅れているため、7月の第2週あたりの発売となりそうです。申し訳ありません。とはいえ、北田さんも宮台さんも、トークの原稿に大幅な加筆をおこなっているので、当初の予定よりも内容はさらに充実。256ページの予定が…

和田アキ子のCDをゲット!

懸案の和田アキ子「ルンバでブンブン」ですが、池袋や上野のCD屋をまわっても見つからなかったので、アマゾンで注文しました。合わせて和田さんの「フリーソウル」も買ってしまった。 昨日とどいたので、早速聴いてみましたが、和田さんの「タイガー&ドラゴ…

本日の思想塾

昨日は、隔週開催の宮台思想塾だった。 前回に引き続き内田隆三著『国土論』を読む。時間ギリギリにやってきた宮台さんは、「いま土井たか子と会ってたんだよ」といっていた。憲法のお話しをしてきたとのこと。 レジュメ発表の前に鈴木謙介さんの『カーニヴ…

面白いドラマ

私は、テレビが大好きです。 宮台真司さんが「僕はテレビ、ぜんぜん見ないなあ」などというと、「それは、損をしていますよ」なんて思ったりします。思っても、口には出しません。だって、大学での教育と実務、原稿の執筆、講演、映画鑑賞などで忙しく、宮台…

会社の話 13

たとえば、新規に出版社を起こし、取次に口座開設のお願いにいく。まず、取り合ってもらえない。この雰囲気を言葉にすれば、「どうせ売れる企画なんてないんだろう」とか「既存の出版社がヤマほどあるんだから、新規参入なんて無理だよ」ということになろう…

『冷戦文化論』トークセッション、無事終了

無事、終了しました。いらっしゃった方々、誠にありがとうございます。 いまどき「冷戦」がテーマの対談など、どれだけお客さんが入るのだろう、と心配していました。とはいえ、それなりの人数に達し、安心した次第です。 丸川哲史さん、米谷匡史さん、ほん…

『冷戦文化論』刊行記念トークセッション

本日、18時30分よりジュンク堂書店池袋本店4Fにて、『冷戦文化論』(双風舎刊)の著者である丸川哲史さんと東京外大の米谷匡史さんのトークセッションを実施いたします。テーマは『冷戦再考』。中国や韓国での反日デモや北朝鮮問題など、アジア諸国と日本との…

タイガー&ドラゴン再考

「週刊文春」5月26日号のコラムで、近田春夫がクレイジー・ケン・バンド(CKB)の「タイガー&ドラゴン」て曲をベタ誉めしていた。まあ、当然のことでしょう。文句なしの名曲ですから。 私がこの曲をはじめて聴いたのは、時期は忘れたが「ミュージック・フェア…

会社の話 12

出版社と取次との関係において、いったいどんな利権があるのか。こんなことを書いていると、出版界の諸先輩に喝を入れられそうだが、ほぼ素人による戯れ言だと思って、ご勘弁ねがいたい。 出版社が取次と正式契約をする際に、もっとも重要な契約事項は、前者…

トークセッションのご案内

21日の土曜日に、弊社が関わるトークセッションを開催します。ちょっと硬派な内容ですが、講師のおふたりはともに気さくな方で、硬いテーマを柔らかく話してくれることは確実です。 + JUNK 連続トークセッション 『冷戦文化論』(丸川哲史著、双風舎刊)出版記…

会社の話 11

金融機関なのであろうか……。K社で出版経営を学ぶうちに、取次とは金融機関なのではないか、と思うようになった。取次は出版社に対して、本が売れていないのに、お金を払ってくれる。しかし、本が売れているのに、お金を払ってくれないこともある。この摩訶不…

かなまら祭り

いま届いた月刊誌「サイゾー」6月号をめくっていたら、「男根! 男根! 男根! オカマの群がる世界的奇祭」という記事があった。川崎大師の近くにある金山神社では、毎年4月の第一日曜に男性器を崇拝する祭りがあるそうだ。で、十数年前に某女装クラブが、神…

会社の話 10

とにかく、見栄えがする程度の数の出版企画が必要になった。創業資金を国民生活金融公庫から借りるときに必要だし、取次や書店と取引契約をするためにも必要だ。 いま取次と書いた。一般の方には、あまりなじみのない言葉かもしれない。出版社を経営するため…

ものは試し

ケータイから日記を更新できるようなので、試しに送ってみた。

会社の話 9

私の話を聞いた宮台さんは、「選択肢はふたつある」といった。ひとつは、やりづらい会社なら辞めてしまい、あらたに出版社をやればいい。さらに、もしひとりでやるのなら、全面的に協力する、という涙ぐましい言葉をいってくれた。もうひとつは、優秀な弁護…

会社の話 8

K社を辞めた経緯は、こうであった。 私が経営を引き受けたのは、2000万円の負債を個人で引き受けるかわりに、私が株式の半数以上を取得して会社の代表になるという合意が、社内でできていると考えていたからだった。入社後、登記や取次に対する代表者変更手…

会社の話 7

2002年の3月末に、カンボジアから日本に帰国した。そして帰国したその日に、以前勤めていた出版社のK社から連絡があった。連絡の内容を聞いて、驚いた。K社は、先代の社長が亡くなったのにともない、新しい経営者をさがしており、なんと私に経営を「やらない…

観光地となってしまったのか?

双風舎でwebページをやっていても、1日に数人から数十人しか見に来ない。ブログは、やりだして10日ちょっとなのに、1日100人くらいのアクセスがある。やはりwebは「更新」が命ということなのだろうか。 ところで最近、我が家の周辺(谷中・根津・千駄木。略し…

たいせつな学習の場

昨日は、宮台思想塾であった。しばらくは、内田隆三さんの『国土論』を読み解くことになる。内田さんの著作は、『ミシェル・フーコー』ISBN:4061489895『社会学のを学ぶ』ISBN:4480062270、入門書的な新書しか読んだことがない。いずれの本も、内容は面白い…

ノンフィックス ナックルズ創刊

若手雑誌編集者(というか編集長)として私がもっとも期待をよせ、尊敬もしている久田将義さんが、大博打をうってくれた。雑誌がなかなか売れない時代に、あえてノンフィクションをテーマにした雑誌「ノンフィックス ナックルズ」を創刊したのである。「世の中…