宮台さんがサビーヌ・ダルデンヌさんにインタビュー

 「週刊SPA!」11月1日号の「エッジな人々」に、ベルギーで1996年に起きた少女誘拐監禁事件の被害者であるサビーヌさんのインタビューが掲載されました。彼女の手記『すべて忘れてしまえるように』(松本百合子訳、ソニー・マガジンズ)は、そのうち買おうと思っていたので、同誌の目次でインタビューの見出しを目にしたときには、「よーし、気合いを入れて読もう」と思っていました。
 それで、実際にその記事のページまで読み進めてみると……。なんと、インタビュアーが宮台さんではありませんか! びっくりしました。細かい内容は同誌を読んでいただくとして、宮台さんが難しい聞き取り作業をていねいかつ的確におこなっており、読者が必要な情報をきっちりと聞き出している様子は、一読に値すると思います。私もカンボジアで、性的虐待をうけた女性の聞き取りをやりましたが、何を、どこから、どのように聞いていいのか、かなり悩みました。
 おそらく、もっともっと長いインタビューだったのでしょうから、欲をいえば、全文を読んでみたいなあ、とも思いました。