いまさらエヴァンゲリオン

最近、なぜかマンガをよく読み、アニメをよく見ています。
双風舎の著者筋をはじめ、いろんなジャンルの研究者の方がしばしば言及することから、最近になって「新世紀エヴァンゲリオン」を見はじめました。
最初の放映も再放送も、私がカンボジアにいたときだったので、リアルタイムでは見ていません。また、再放送以降に加熱したブームも知りません。

で、はじめて見ているわけですが、これがとてもおもしろい。そのおもしろさについては、web界隈で言い尽くされていますので、ここではくわしく書きません。
鳥肌が立つ思いでこのアニメを見たということについて、ひとつだけ書いてみましょう。それは音楽です。オープニングはノリノリの「残酷な天使のテーゼ」。挿入歌はいろいろありますが、さきほど見た第弐拾弐話「せめて、人間らしく」に挿入されていた「ハレルヤ」にはぶったまげました。中学のときに合唱したあの「ハレルヤ」をフルコーラスで、アニメの挿入歌として聞くことになるとは……。

あと、それより感激したのはエンディングの曲です。私はそもそも「Fly me to the moon」という曲が大好きで、この曲はいろんな人がカバーしているのですが、i-TUNEではもっぱらフランク・シナトラ版を聞いていました。その大好きな曲が、エヴァのエンディングに採用されていることに、まず驚きました。さらに、何話か見続けていると、歌い手を変えたり、歌なしで演奏だけだったりと、さまざまなヴァージョンがあることに気づきました。
大好きな曲を、エンディングで手を変え品を変え出してくるんですから、たまりません。必然的に毎回、きっちり最後まで見てしまうわけです。

当初は、勧善懲悪スタイルで進んでいくものかと思っていましたが、ストーリーの中盤から雲行きがあやしくなりました。主人公が抱えるトラウマを徹底的に描写したり、正義だと思っていたものが悪と直結していることがあきらかになったり……。

第弐拾弐話まで見て、「次回は綾波レイが……」という予告を見たうえで、「なんとしても、次を早く見なければ」と思いつつビデオ屋にいったら、第弐拾三話が貸し出し中で大ショックでした。

とりあえず、第弐拾弐拾弐話まで見た気分を写真であらわしてみました。我が家から見た(第三新東京市のような)昨日の夕暮れです。