内藤朝雄著『いじめと現代社会』、アマゾンで予約受付を開始!
たいへんお待たせいたしました。
内藤さんの本ですが、刊行のめどがたってきたので、アマゾンドットコムにて予約受付を開始しました。
いじめと現代社会――「暴力と憎悪」から「自由ときずな」へ――
- 作者: 内藤朝雄
- 出版社/メーカー: 双風舎
- 発売日: 2007/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 124回
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以下に目次の概要をお知らせします。
はじめに
Ⅰ 若者たちの現在(内藤朝雄×本田由紀)
――眼差しを上げて生きるために――
Ⅱ 憎悪の連鎖を断ち切るために
――若者とおとなの社会学――
Ⅲ 若者をめぐる情報の罠
――ほんとうの若者像を考える――
Ⅳ 日本社会の「現在」を読む
――憲法、国家、そして天皇――
Ⅴ 精神的売春を強いる社会に抗う(内藤朝雄×宮台真司)
――人間関係の政治学――
生活の質をたいせつにする社会とは
――あとがきにかえて――
内藤さんのプロフは以下です。
内藤朝雄 (ナイトウ・アサオ)
1962年東京生まれ。愛知県立東郷高校を中退。山形大学、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。現在、明治大学文学部助教授。専攻は、社会学。著書に『いじめの社会理論』(柏書房)、共著に『学校が自由になる日』(雲母書房)、『「ニート」って言うな』(光文社新書)など。
内藤さんは、私より二歳ほど年上。明大の学生には大人気の教員です。出会ったのは、昨年3月に名古屋で、藤井誠二さんや宮台さん夫妻と「ちんこ祭り」を見物したときでした。キング・クリムゾンの一員のごとく、毛皮のジャンパーであらわれたのにはびっくりしました。出会ったときの内藤さんの写真を掲載します。
このところ新聞やラジオ、雑誌などで引っ張りだこのようですね。
偶然ですが、刊行が遅れたことにより、比較的タイムリーなタイミングで出せることになりました。
本を企画するのにあたり、時代の流れなどについて、あくまでも「ある程度の先読み」はしております。とはいえ、本は企画してから刊行まで半年から1年以上かかったりするので、企画を思いついた時期に流行っていたり話題になっていたことが、刊行時期には「しら〜」となっていたりもします。
今年の本でいえば、『チマ・チョゴリ制服の民族誌』を刊行した時期に、たまたま朝鮮半島情勢が注目されましたし、『バックラッシュ!』を出した時期は、ジェンダーフリーの大嫌いな安倍政権誕生の前夜でした。
運がよかったんですね、きっと。出版を稼業にしていると、この「運」がけっこう大事なものだと、つくづく感じたりします。かといって、スピリチュアルなものに対しては、抵抗を感じたりするんですけどね。