宮台思想塾

昨日、宮台真司が主宰する「思想塾」に参加してきた。都立大が首都大学に再編されるのにともない、社会人も参加できる時間帯のゼミの開催が、学内では困難になった。そこで、我が双風舎の大切な著者である宮台さんが、社会人も参加できるゼミの存続を模索した。

そして1年間の準備を経て、学外で開催する「思想塾」が設立されたわけだ。
研究テーマは、日本や西欧の近代政治思想史とのこと。今期は日本近代政治思想史で、とりわけ「近代の超克」論をテーマに学習を進めるとのこと。塾は、隔週水曜に開講される。

私は社会人になった後、駅伝が強い横浜の大学で経済学の博士後期課程まで学んだが、やっていたのはカンボジアの地域研究のようなものだった。だから本格的に政治思想史などを学ぶのは初めてのこと。

しかしながら、出版社を立ちあげ、宮台さんや姜尚中さん、仲正昌樹さん、そして北田暁大さんら、学者といわれる方がたとお付き合いをさせていただくたびに、自分には政治思想史の素養が足りないと痛感してきた。今回は、とてもよいチャンスだと思う。