早稲田大学にジャーナリズム大学院ができるんだって!?

 そんなのつくって、世の中に役に立つ人材が育つのでしょうか?
 大手マスコミの天下り先にならぬことを祈っております。この件に関しては、武田徹さんとまったく同意見です。興味のある方は、武田さんのオンライン日記(http://162.teacup.com/sinopy/bbs)を読んでみてください。
 編集者だって、一応はジャーナリストなのですが、「俺は、ジャーナリストだ」なんて気概のある編集者は、いったい何人いるのでしょうか? とりわけ大手に。いい仕事をするためには、カネがかかる場合が多い。一方で、何かしら危機的な状況や苦難に直面してはじめて、いい仕事ができるのだ、ともいえるんですよね。これは貧乏を美化しているのではありません。やはりカネがあると、あらゆる面で危機感が減ります。余計な危機は避けねばなりませんが、ジャーナリストが絶えず、ある程度の危機感を持つことは、とても重要なことだと私は思うのです。
 これって、大手出版社で働く編集者へのヒガミなんですかねえ。でも、いい給料もらって、つくりたくない本をノルマでつくらされて、うまくいかないと窓際に飛ばされてしまうような強迫的な状況にいるよりも、給料はほとんどないが、出したい本を出したいときに出しているほうが気楽で幸せなのではないか、と思ったりもします。まじで。
 編集者のサラリーマン化がすすみ、彼らの強迫的な状況が深刻化していることは、書店に並んでいる本を見れば、ある程度の察しがつきますよね。新書なんて、とりわけキツいんじゃないのかな。かといって、我慢して大手でがんばり、カネをためて独立するといっても、そう簡単なことではありません。そのことは、このブログを読めばわかるでしょう。
 どうしたらいいのでしょう? 
まあ、この問題も、おいおいこのブログで考えていければと思っています。