鬼平犯科帳

 茅ヶ崎で花火を見たら、テレビ版「鬼平犯科帳」のエンディングで、ジプシーキングスの音楽にのって流れる花火の映像を思い出しました。さっそく「鬼平」のDVDを借りて観ました。長谷川平蔵がかいま見せる厳しさとやさしさのバランスは、いつ観ても「すごいなあ」と思います。
 池波正太郎の原作は、もちろん何度読んでも飽きない作品ですし、しばしば我が家付近で事件が起きたりして、とても楽しめます。とはいえ、テレビ版は別個の作品として、これまた楽しめる。中村吉右衛門はあまりにも鬼平の役にどんぴしゃりで、彼を抜擢した人は、これまた「すごいなあ」と思ったりします。また、時代劇のエンディングにジプシーキングスを採用した人も、「すごいなあ」と思います。
 このように、何回も「すごいなあ」と思いながら観るのが鬼平なのでした。