編集実況――限界の思考――

 私のミスに端を発する事情により、『限界の思考』の第一章本文を、約半分くらい差し替えることになった。再校まで出ていたが、これでふたたび初校からやりなおし。こういうときは、焦っても仕方がない。どういう行程で作業を進めれば、もっとも短期で遅れをリカバーできるか、をじっくり考える。まあ、なんとか間に合うでしょう。分量も24ページくらい増えて、計480ページになりそう。
 何度もゲラを読んでいるが、当初考えていたように高校生を読者対象とするのは、ちょっとむずかしそうだ。大学生以上なら、すこしずつ、ゆっくり読めば、何とかなると思う。というか、つくった側としては、この本はおもに、大学生に読んでもらいたいと思っている。
だから、かなり無理をしてでも、480ページで税込1995円の値段設定は死守したいところ。