久々の編集日誌

lelele2006-05-02


今日、チマ・チョゴリ本の再校が出る予定。黄金週間なので、出ないと困ります。
モリモト印刷さん、なにとぞよろしくお願いいたします。
さきほど、オビに入れる文章と奥付のテキストデータをデザイナーに送る。

さすがに半年ほど本を出していないと、資金的に厳しくなってきた。
創業から現在までのデータから、おおよその金額だが、2000円弱の本を1万部くらい実売すると、双風舎は1年くらい生き延びることができるようだ。(笑)
もちろん、なるべく少ない点数で1万部売れればいいわけだが、なかなかそうもいかない。
刊行点数を多くすればするほど、実売数のハードルは高くなる。

昨年は、『冷戦文化論』と『限界の思考』『デリダの遺言』の3点で、実売数の合計がおおよぞ1万部弱。だから、いま、こうしてブログを書くことができているんですなあ。
いやはや、危うい、危うい。ひとり出版社なんて、人には勧めることができません。

最近、気づいたことだが、資金的に厳しい見通しがたってくると、売れ筋の企画をひねり出すことができるし、編集作業も苦でなくなる。当然といえば当然のこと。いずれにしても、ルーチン・ワークで、いつもいつも企画を「ひねり出さなければならない」状態であるよりも、あえて崖っぷちに立ったうえで企画を考えた方が、気合いが入るような気がしてきたし、実際に気合いが入っている。

ただし、考えることと動くことのさじ加減がむずかしい。この半年のように、考えてばかりだと、なかなか動かなくなってしまう(作業する気がなくなってしまう)。一方、動いてばかりいると、考える時間がなくなってしまう。崖っぷちに立つと、けっこうそれらが両立できてしまったりする。

あと、ひとりでやっているから、サボろうと思えばいつでもサボれる。これも問題だ。
最近も、忙しいと言いながら、DVDレンタルでアメリカの連続ドラマ「24」(Twenty Four)を見まくっているわけで……。
重大事件が発生した際のテロ対策ユニットの1日を、24回に分割して1時間ずつのドラマにしているわけだが、このドラマ、エラくおもしろい。というか、ハマってしまう。
先月半ばに1stシーズンを見はじめて、すでに4thシーズンのなかばまで見てしまった。初期のころは、一度に8時間分くらい見ていた。さすがに最近は、編集作業の合間に見るだけとなった。
アメリカ本国では、すでに5thシーズンがはじまっているらしい。とても楽しみだが、忙しいときにDVD化しないでほしいなあ。

いろいろありますが、トラの寝方がおもしろかったので、写真を撮りました。
また作業が進んだら報告します!

もう一冊の本もつくっているのですが、こちらはギリギリまで内容をシークレットにいたします。そのかわり、内容を公開するときは、祭のはじまるときだと思って、楽しみにしていてくださいね。

では。