編集日誌

lelele2006-06-13


みなさん、ごぶさたしております。
連日連夜の作業で瀕死の状況がつづいておりました。

編集作業は、ようやく校正が一段落し、印刷の一歩手前までたどり着きました。
どの本をつくるときでも、その時期になると、カバーの色校正をすることになります。これがけっこう楽しい作業です。

印刷屋さんから色校正用のカバー(仮)が届きます。大きめの紙に印刷してあるので、それをカッターで切って、46版のサイズに調整します。そして、ツカ(本の厚さ)が同じくらいの本(今回は『バックラッシュ!』のカバーを『限界の思考』にかけてみました)に、そのカバー(仮)をつけてみるのです。

すると、それまで平面の世界で作業をしていたものが、急に立体の世界へ入り込み、「この本、もうすぐできるなあ」と思いつつ、なんとなく嬉しくなるのです。いずれにしても、立体物として書店に並ぶわけですから、カバー(仮)をつけてみたときの印象というのは、けっこう重要です。

実際には、カバー(仮)にPP加工をほどこして、ツヤを出したりツヤを消したり、はたまた強度をつけたりするわけです。で、『バックラッシュ!』の場合はツヤありPP(マットPP)加工をするのですが、PPをかけるとカバー(仮)の色よりも見た目が濃くなったりします。だから、カバーにPPをかける場合は、色が濃くなることを見越してカバーの配色をする必要があるわけですね。

今回の写真はカバー(仮)のものなので、PPをかけると、もうすこし色が濃くなります。私としては、いい感じに仕上がっていると思います。

ここで、いくつか『バックラッシュ!』についての業務連絡を。
6月25日配本と案内しておりましたが、その日は日曜日なので、実際の配本は6月26日になります。
あと、昨日の時点で事前注文が4000部弱ほど集まりましたので、初版の部数は5000部に確定しました。

作業は順調に進んでいるので、印刷・製本でのトラブルがなければ、上記の予定で配本できそうです。