理由がわからないことの怖さ


先週の土曜日に、「放送禁止5」というテレビ番組を見ました。自殺と復讐がテーマの番組です。
リアルタイムで見ているときには、自殺をテーマにした番組だと思っていました。で、理由もわからず人が自殺していく様子に、寒気をおぼえたものです。なんだか、理由がわからないというだけで、とても怖くなりました。この怖さは、エイチエス証券の野口さんが沖縄で「自殺」したときのものに似ています。理由がわからない、ということは、とても不気味で怖いものなんですね。


それで、番組の最後に「この番組はフィクションです」というテロップが表示されたときに、一瞬、放心状態になってしまいました。じつは、私は同番組の放送開始から10分経過した時点で見はじめたので、同番組がノンフィクションだと思い込んでいたのです。「やられた〜」と思いつつ、「おもしろい作り方の番組だなあ」とも思いました。種明かしをされてみると、番組で事実だとされている和田秀樹さんの発言がフィクションで、その他の本編がノンフィクションだったのではないか、などと勘ぐってみたり。(笑)


昨日、チキさんが紹介していたサイトで同番組が見られることを知り、ふたたび見てみました。そして、同サイトのコメント欄により、あの番組が自殺のみをテーマにしていたのではなく、復讐をもテーマにしていたことを知りました。すごく凝ったつくりだったんですね。びっくりしました。はじめからフィクションだと知っていて見るのと、知らないで見るのでは、不気味さの加減がまったく異なるとは思いますが、同番組はなかなかのホラー番組だと思いました。


「放送禁止」特集「しじんの村」他4作品→ http://swfblog.blog46.fc2.com/blog-entry-800.html