消えた原稿

lelele2007-02-19



ある原稿を書いていました。
4000字くらい書いたところで、今日はここまでにしようと思い、日本酒をすこし飲みました。
眠くなり、パソコンの電源を落としました。
デスクトップの右上にある「電源を切る」というショートカット(写真参照)をクリックしちゃったんですね。


日本酒を飲む前に、また作業の途中で一度くらい、秀丸エディターの上書き保存ボタンをクリックしておけばよかった……。しかし、それをしませんでした。結果、パソコンの電源が消えるのと同時に、書いた原稿は消えてしまいました。


2時間くらいかけて書いた原稿なので、ちょっとショックでした。
すぐに書き直せば、書いた内容を思い出せるかもしれないとも考えました。でも、とても眠かったので寝てしまいました。あたふたするのも、何だか嫌だったので。
このように原稿が消えたのは、これで2度目です。けっこう注意深く対応しているんですけどねぇ。普段は。


1度目は、カンボジア修士論文を書いているときでした。当時は、出始めのダイナブックを使っていました。ハードディスクが350MBとかいうやつです。220Vから100Vにする変圧器と、電流安定器をつけたうえでつかっていました。
修論を400字で200枚くらい書いて、「折り返し地点までキター!」などと喜んでいる、そのときでした。
急に家の電器が暗くなったり明るくなったり。まあ、96年当時のカンボジアでは、そんなことはよくあることでした。そのうちおさまるだろうと思っていると……。


こりゃやばい、と思う時間もなく、電流安定器がうなり、火を噴き、そしてパソコンの画面が真っ暗になりました。
相当大きな電圧の変動があったらしく、パソコンも変圧器も電流安定器も一発でご臨終でした。
このときは、超ウルトラ級のショックを受けました。当時は変に安心していて、バックアップをとる習慣がありませんでした。その結果、修論が消えてしまいました。


それにくらべれば、今回の損害は4000字ですから、たいしたことはありません。
気分がドヨーンとしていて、まだ書く気になれませんが、締め切りがあるので追いつめられて書くことになりましょう。