=緊急告知= 斎藤環さんと茂木健一郎さんの往復書簡

lelele2007-04-03



気鋭の精神科医斎藤環さんと人気絶頂の脳科学者・茂木健一郎さんの往復書簡を、5月末より弊社webページ(4月下旬にリニューアル公開の予定)にて公開いたします。


月に一通で5往復となる書簡のテーマは、「脳は心を記述できるのか?」(仮)です。
5月末に掲載予定の斎藤さんの書簡からスタートとなります。


話題の焦点は、茂木さんの提示する「クオリア」という概念になるかと思います。
つまり、この往復書簡の位置づけは、「クオリア」とは何かを再確認しつつ、科学における記述の可能性と限界を、精神科医脳科学者が探る旅、となりそうです。


もちろん書簡を加筆・修正していただき、おふたりから「往復書簡を終えて」の原稿をいただいたうえで、弊社から書籍として刊行いたします。来年の目玉企画です。
斎藤ファンや茂木ファンのみならず、脳に関心のある方々にも、ぜひ読んでいただきたい企画となっております。


前述のとおり、書簡は、リニューアルでココログに引っ越す予定の弊社webページでの公開を予定しています。今度のwebページは、いくつかのブログを統合してつくったもので、現在のものより100倍くらい見やすく、読みやすいものになる予定です。ブログもそちらに引っ越しますが、しばらくは「はてな」にも日記の内容を転載します。


久々に胸がわくわくする企画と出会えました。
みなさんもぜひ、一緒にわくわくしてください。


乞うご期待!

斎藤環(サイトウ・タマキ)
1961年岩手県生まれ。爽風会佐々木病院診療部長。筑波大学医学部研究科博士課程修了。医学博士。専攻は、思春期・青年期の精神病理、病跡学、ラカン精神分析、「ひきこもり」問題の治療と支援、そして啓発活動。
著書に『文脈病』(青土社)、『社会的引きこもり』(PHP新書)、『戦闘美少女の精神分析』(ちくま文庫)、『博士の奇妙な思春期』(日本評論社)、『ひきこもり文化論』(紀伊國屋書店)、『生き延びるためのラカン』(バジリコ)など多数。


茂木健一郎(モギ・ケンイチロウ)
1962年東京都生まれ。ソニーコンピューターサイエンス研究所シリアリサーチャー。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学理学系大学院物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所ケンブリッジ大学を経て現職。専攻は、脳科学認知科学
著書に『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『脳内現象』(NHKブックス)、『意識とはなにか』(ちくま新書)、『クオリア入門』(ちくま学芸文庫)、『脳と仮想』(新潮社、小林秀雄賞)、『ひらめき脳』(新潮新書)など多数。