ナチスの資料が公開されたんですね


いま見ているCBSドキュメンタリー(TBS系)によると、ナチス強制収容所の実態が書かれたドイツの公文書(なんと5000万件)が、ようやく一般公開されたとのこと。知りませんでした。不覚。


単純に比較することはできませんが、ナチスの虐殺システムは、カンボジアポルポト時代をそれ考えるための重大な参照項であることは確かです。落ち着いたら情報を集めてみようと思いました。


それにしても……。
ナチス 公文書 公開」でググって出てきたあるブログに、こうして情報が開示されることによって「ナチスホロコーストの規模が通説より遙かに小さいことが明らかになるだろう」という記述があり、あきれました。
この公文書開示の価値は、ホロコーストの規模が大きい小さいといった些末な部分にあるわけじゃないでしょう。為政者が推し進めた合理的な人殺しのシステムによって、実際に人が殺されたという歴史的事実を検証し、同じ愚行を繰り返さないために参照すべき第一級の史料だというところに、価値があるんじゃないのかなあ。