「新潮45」を読みましょう!

lelele2006-02-01


頼み事があって、「新潮45」の中瀬編集長とメールでやりとりしました。
中瀬さんと出会ったのは、3年前のいまごろでした。私はK社で働いていたときに、俳優の高嶋政宏さんの『高嶋兄』という本をつくりました。ちょうど政宏さんの父である高島忠夫さんが鬱病を乗り越えて、芸能界に復帰しつつあるタイミングで、同書を刊行したんですね。
そのパブリシティーの一環で、「新潮45」に手記を書くことになった政宏さんと、同誌編集部との打ち合わせの席に私も同席したところ、そこに中瀬さんがいらっしゃったのです。
お互いに「近々、一杯やりましょう」と言い残したまま、飲まずに3年が過ぎてしまいました。直接は会っていませんでしたが、私は毎週木曜の17時から、MXテレビで中瀬さん(および作家の岩井志麻子さん)がコメンテーターをつとめる番組を見ていましたし、いまも見ています。(この番組は、放送コードの存在を忘れさせてしまうようなコメントが炸裂するすばらしき番組なので、みなさんもぜひ観てください!)

久々の連絡であるにもかかわらず、中瀬さんは私の頼み事について、まことに丁寧な対応をしてくれました。そのお礼に、微力ながら拙ブログで「新潮45」を紹介することを約束いたしました。

新潮45 2月号

■総力特集 明治・大正・昭和 文壇13の「怪」事件簿■
人生より難しき芸術はなし。日本文学に金字塔を打ち立てた文豪もまた、例外では なかった――。教科書には載せられない〈文壇版黒い報告書〉。
森鴎外舞姫事件」の真相◆島崎藤村「姪との不倫」と不幸の連鎖◆岡本かの子「夫と年下の愛人」との共同生活◆狂気の天才小説家・島田清次郎「令嬢監禁陵辱」事件◆有島武郎の「軽井沢・人妻心中」◆芥川龍之介の服毒自殺◆徳富蘇峰・蘆花「兄弟喧嘩15年」の最期の一日◆谷崎潤一郎佐藤春夫「妻譲渡宣言」◆プロレタリア作家・小林多喜二の拷問死◆猥褻か、芸術か? 伊藤整訳「チャタレイ夫人」裁判◆文壇の魔性・坂本睦子の華麗なる大物遍歴◆永井荷風の「1700万円預金通帳紛失」騒動◆深沢七郎「風流夢譚」嶋中社長宅襲撃事件

■小特集  結婚地獄変
◆結婚できない「B型男」…丸山あかね◆夫を監視する妻たち…横田由美子◆恐怖の離婚ものがたり 「鬼嫁とカネ篇」…有島薫

◆オバはんに捧げる「2006年ニッポンの宿題」…福田和也◆「闘犬」の世界を往く…桑嶋維◆冬季トリノ・オリンピックを 45倍楽しむための薀蓄集…稲垣正浩◆中国共産党の聖都「延安」秘聞…坂井臣之助◆達人対談 香りの達人 中村祥二×ビートたけし◆ドスケベ三都ものがたり 誕生日には誰かを想って…岩井志麻子

■特別寄稿■
タリウム事件に見る、「殺さねば出会えない母」に関する一考察…藤原新也

などなど、内容は盛りだくさん! 毎月18日の発売です。
※写真は、新潮社のwebページをディスプレー上で撮影したものです。うまく撮れなくてすいません、中瀬さん。

来月、中瀬さん&岩井さんという最強メンバーと、一杯飲むことになりそうです。楽しみです。しかし、ちょっとビビっています。どうなることやら……。