2006-03-22 カッコいい装丁 吉本隆明著『共同幻想論』(改訂新版、角川文庫、1982年)。 調べものがあり、ひさびさに引っ張り出してみました。 杉浦康平さんによる、誰がどこから見ても杉浦さんがデザインしたとわかる装丁は、やはりカッコいいです。 川上春雄による解題にしろ、中上健次による解説にしろ、妙に力が入っているところに時代を感じることができます。 いま、こういう「熱さ」に、なかなか出会えませんね。熱けりゃいいってもんじゃあ、ありませんが……。