茂木健一郎さんに話を聞く


昨日、ニフティーさんのお仕事で茂木健一郎さんにインタビューをしました。
お会して話すたびに、これほど人柄がよくて、頭脳が明晰な方もなかなかいないなあ、と思ったりします。


今回は、ブログやウエブに関する茂木さんの思いについて話を聞きました。
短時間でしたが、たいへん刺激的な話を聞くことができました。
インタビューの詳細は、ココセレブのスペシャルインタビューとして掲載されます。
掲載日は、追ってお知らせします。


そういえば、前エントリーで紹介した「論座 3月号」で柄谷さんが、「観念も物質もデジタルな『情報』に還元できるというようなことが、現実化」した結果、「『現代思想』が終わ」り、「現代思想」をあつかうような「『人文書』は読まれず、脳科学者の書いたものが読まれています。僕は嫌いですが。(笑い)」といっています。


私は、別に茂木信者でもありませんし、脳科学を過剰に信仰しているわけではありませんが、茂木さんの文章には、何らかの「気づき」を人びとに与えるようなものが多いと思っています。その「気づき」のソースとなる茂木さんの思考は、あきらかに福嶋さんがいうところの「オルタナティブの提起」に近いものがあるとも思います。


柄谷さんは上記の文章のなかで、「僕は嫌いですが。(笑い)」などと嘲笑的に「人文書」と「脳科学者の書いたもの」を分けていますが、それらを平気で分けてしまっている時点で「この人、終わっているなあ」と私は思いました。すくなくとも茂木さんの本を何冊か読めば、そんな分け方にあまり意味がないということは、わかるんじゃないのかなあ……。
そっか、読んでないのか(笑い)。