たまには近況報告

lelele2007-03-20



脳科学クオリア、記述の限界

脳科学が記述できることの限界は何なのか。科学の知と人文の知は、どのように相互交流できるのか。科学が絡むとお手上げな部分が多く、疑問が山積み。企画を立ちあげて、すこしずつ疑問を解消しようと思う。


■希望は戦争。それは生死をかけた叫び

論座』1月号での赤木智弘さんの発言について、同誌4月号で「知識人」による応答がなされている。吉本さんと鶴見さんの応答は読みごたえがあるものの、その他の人の応答は、多くが「価値観の押しつけ」&「紋切り型の若者批判」に思えてしまう。柄谷さんにいたっては、見当違いの呪文を発しているのでは。この論争に触発されて、企画を立ちあげることにする。ちなみに、この件については、4月6日発売の「週刊金曜日」(「読み方注意!」というコラム)にも書いた。ご一読いただければ幸い。


■講義の準備

4月からT大で実践メディア産業論(全15回)の講義がある。15回のうち9回は、人文書や新書などの書籍編集者のみならず、月刊誌や週刊誌の編集長や副編集長、デザイナーや印刷屋さん、書店人や取次の方など、出版の最前線で活躍する方がたをゲストに迎える。よって、講義内容の詰めと日程調整などを同時進行でやっている。けっこうしんどいけれど、そのしんどさが心地よかったりもする。俺はMか(笑)。


■宮台さん×鏡さんトーク

第2回は、来週の水曜日。前回のトークを聞き直しつつ、構成を練っている。一カ月というのは、あっという間に過ぎるのですね。


現代思想

最近、「現代思想」本を何冊も刊行されている仲正さん。じつは弊社からも「現代思想」がらみの本を刊行する予定。時代とか学派ではなく、「人と思想」に焦点をあてた内容。とりあげる「人」は、アドルノアーレントベンヤミンデリダフーコーマルクスニーチェハイデガーラカンスローターダイク。仲正さんと私との独断と偏見で選んだ。正直、かなりおもしろい内容。できれば5月、無理なら6月に出したいところ。


※写真は、ちょっと不機嫌な寅専務