「発売前に全文読める」そうです
まず、出版業界紙「新文化」のwebページに掲載された、以下の記事をお読みください。
東邦出版が6月23日に発売する『ぼく・・・。』(桜庭和志著)の全文を、6月8日から22日まで、章別にPDFファイル形式で無料公開。発売前の2週間を有効利用する新たな書籍PR戦略として取り組む。ヤフーは「ユーザーと出版業界を繋ぐ新たなムーブメントを作りたい」と説明。
(出版業界紙「新文化」のwebページ「Shinbunka online」2007年6月11日)
つまり、本の発売前に期間限定で、全文をネットで公開するということですね。
このやり方は、ありだと思います。プレゼンテーションとして。
いま連載中の「思想の死相」は、全文を公開したあとで書籍化する予定でした。弊社ウェブページのリニューアルが遅れ、連載中の刊行になってしまいますが。
弊社の場合、事前に公開するだけでなく、刊行後もネットで全文を公開するつもりで、アマゾンの「なか見!検索」やGoogleの「ブック検索」に参加しています。いまは、すこし様子を見ている段階なので、「全文」ではありませんが。
いずれにしても、桜庭さんの本、発売前に全文を公開したことが、どう売上に結びついているのか、ぜひ知りたいところです。
こちらで『ぼく…。』の全文が読めます→ http://books.yahoo.co.jp/special/sakiyomi/sakuraba/