奇跡の逆転劇、保育料の滞納

高校野球の決勝戦佐賀北×広陵。8回表まで0対4で負けていた佐賀北が、8回裏に押し出しと満塁ホームランで逆転して5対4に。去年の決勝で、駒大苫小牧の田中投手(現楽天)がしばしば「野球の神様」といっていたが、この試合を見ていたら、本当に野球の神様がいるのかもしれないと思ったり(笑)。公立高校の優勝は11年ぶり、佐賀県勢では2度目の優勝。おもしろい試合でした。普通に働いていたら、見れないよね。自営業に感謝!
そういえば、昨晩は桧山が代打満塁ホームランを打って、阪神がヤクルトに逆転勝ち。やっぱり野球の神様がいて、ときどき微笑んだりするのかな。


厚生労働省が全国の自治体に対し、保育園の保育料滞納についての調査をおこなった。保育料全体の1.9%、金額にして90億円が滞納されていることがわかったそうだ。さらに、滞納する傾向は、近年になって上昇している。これに対し厚生労働省は、支払っている人との公正をはかるために、滞納者には差し押さえなど厳格な措置をとるとのこと。どうなんだろう。差し押さえするよりも、なぜ滞納が増えているのか、また、なぜ滞納の傾向が近年になって上昇しているのか、という理由を解明し、その原因を解決するのが先決だと思うのだが。もちろん、払えるのに払わないという悪意の滞納者もいるだろうが、私自身の保育園との関わりでいえば、払いたくても払えないという家庭のほうが多いような気がする。それを確かめるためにも、厚生労働省には、差し押さえの前にやるべきことがあると思う。

666、仮面ライダー、DS

■ブログの記事数が666となり、ビビる。ダミアンくんの恨みをかわぬよう、早く更新して記事数を667にしよう(笑)。

昼夜逆転の日々。どこかで生活を改善しなければ……。

■劇場版仮面ライダーを観る。ゲキレンジャーとの二本立てだったが、はじめの15分くらいで寝てしまい、終演の10分前に起きた。だから、仮面ライダーのエンディングテーマである175Rの「夢で逢えたら」は、かろうじて聞くことができてよかった。

■TBS「パパとムスメの7日間」最終回。結果として、館ひろしが女子高生っぽい振る舞いをするのがウケたのと、新垣結衣がかわいかったことくらいしか印象に残らず。

■仕事の息抜きにDSをやっている。ニュー・スーパーマリオブラザーズが終了し、ドラクエ・モンスタージョーカーに手を出す。もうすぐ最終段階に入るので、次に何をやるのか考えなければ。オススメ情報乞う。

■本家の連載「思想の死相」を遅ればせながら更新。いつも読んでいただいている読者のみなさん、申し訳ありません。ちなみに、掲載しているのはゲラ以前の確定原稿なので、ゲラになってからの加筆・修正・削除などは反映されていない。どうかご注意を。


※ブログのあり方を模索中につき、文体がころころ変わってすみません。

宮台さんと藤井さん、物言わぬ若者

■6月以降、宮台さんと藤井さんに何度も会って(もう5回くらいになる)、話を聞いています。というか、おふたりで対話をしてもらっています。このおふたりと、年内発売予定のサヨク批判本をつくっていることは、すでに書きましたね。いまから予告しておきますが、この本はただただサヨクを「どんかん」だと批判する内容ではありません。現在のサヨクを批判することは、ほぼそのまま現在のウヨクを批判することにつながり、おふたりはいずれの「党派」(と呼べるかどうかもあやしいもの)にも何某かの愛着があるからこそ、この時期に批判しておくべきだと考えています。「内容を充実させて、これまで出した双風舎の本で、一番売れるものにしよう」と気合いを入れつつ、作業は着々と進んでいます。ご期待ください。

テレビ東京怒りオヤジ3」を見ました。木曜は、「新潮45」の中瀬さんと作家の岩井さんが出演するMXテレビの「5時に夢中」と、この番組が楽しみ。今回の「怒りオヤジ3」は、怒りオバはんとして藤田弓子さんが出演。ふたりの若者と話すわけですが、若者のひとりが「くずお」を自称する脱力系の男性でした。夢は「なりあがり」で、趣味は宝くじの購入。消費されるだけなので正規雇用は求めず、死は最高の省エネなんだそうです(死に関しては、たしかにそうかもしれませんが)。先日、某学者さんに、赤木さんのように物言う若者は大丈夫で、問題なのは「くずお」さんのような顕在化しない物言わぬ若者の増加なのかもしれない、という話を聞きました。私は、物言う若者だから大丈夫だとは思っていません。しかし、存在が見えない(見えにくい)という意味では、「くずお」さん的な物言わぬ若者の増加にもアンテナを張る必要があるなあ、と思いました。

僭越ながら、東大で出版論の講義をやりました

課題に出していたレポートの採点が終わり、一段落したので、報告させていただきます。


今年の4月から7月まで、東京大学大学院情報学環教育部で「実践メディア産業論(出版)」という講義を担当しました。
これまで姜さんや北田さん、上野さんたちに会うため、しばしば東大本郷には通いましたが、まさか自分が講義をする側になるとは思っていませんでした。
よい経験をさせていただきました。北田さん、ありがとうございます。


教育部というのは、東大以外の学生にも門戸を広げたうえで、東大ではメディアに関わる研究者が多い情報学環(もとは新聞研究所→社会情報研究所→情報学環)の特性を活かし、メディアに関する様々な講義をおこなうところです。
教育部に関するくわしい情報は、こちらをどうぞ→Wikipedia


他大学と東大の学生を含めて、私の講義を受講したのは61人。うち毎回の講義に参加していた学生数は、平均で20〜30人でしょうか。外部講師のラインアップは、こんな感じです。

実践メディア産業論 4(新聞) 竹田保考さん(共同通信社
実践メディア産業論 5(映像) 池谷薫さん(ドキュメンタリー映画監督)
実践メディア産業論 6(出版) 谷川
実践メディア産業論 7(広告) 勝野正博さん、井上昇さん(博報堂

そうそうたる講師陣のなかで、私は「みそっかす」ですね(笑)。
学生によれば、「広告」の講義にもっとも人気があったようです。
この教育部には、かなり濃くマスコミを志望している学生が集まっていると思われます。そこで、マスコミのなかでどんな仕事に人気があるのかを学生に聞いてみたところ、トップが広告代理店でした。以下、テレビ、新聞、出版の順です。ていうか、出版志望の学生は、ほとんどいませんでした(笑)。


ですから、学生に不人気で、人を採用するつもりのない零細出版社のオヤジである私が、この講義でいったい何ができるのかということは、だいぶ悩みました。いろいろ考えた末に、「出版社とは何か」を紹介しつつ、出版業およびその周辺産業の現状と問題点をあぶりだし、出版の将来を考えるというかたちで講義を進めていくことにしました。


できるかぎり現場の声を伝えようと考え、14回の講義のうち、9回はゲストをお呼びしました。つまり、はじめの数回で双風舎の設立から現在にいたるまでの経緯を、かなりぶっちゃけたかたちで紹介し、残りの講義ではゲストに現場の声を語っていただきました。
ゲストのラインアップは以下です。

ネット社会と出版の関係を探る 中川紀彦さん(ディレクション部、インフォバーン
人文書は売れない」のは事実か 大場旦さん(NHKブックス副編集長、NHK出版)
量産される新書の現場から 石島裕之さん(ちくま新書副編集長、筑摩書房
本を売る現場から出版を考える 和泉仁士さん(紀伊國屋書店新宿本店第五課課長)・笈入建志さん(千駄木往来堂書店店長)
出版流通の問題点を探る 後藤克寛さん(取次会社JRC代表)
書籍のデザインと印刷 大竹左紀斗さん(フリーデザイナー)・早川朋行さん(モリモト印刷株式会社、営業部課長)
著者から見た出版 北田暁大さん(東京大学大学院情報学環准教授)
月刊誌の作り方 中瀬ゆかりさん(「新潮45」編集長、新潮社)
出版業界の実状を徹底討論 大内悟史さん(「週刊百科」編集部、朝日新聞社

ご協力いただいたみなさんには、この場を借りて深くお礼申し上げます。ほんとうは「週刊誌の作り方」という講義で「サンデー毎日」の副編集長にお越しいただく予定でしたが、締め切り直前のためキャンセルになりました。


正直、私自身が毎回の対話を楽しませていただきました。スライドを使うわけでもなく、板書をするわけでもなく、ただただゲストと私が出版について、1時間半にわたりしゃべり倒すという内容だったので、あきちゃった学生がいたかもしれませんね。ごめんなさい(笑)。


いずれにしても、自分がやれることはやりつくした、といった感があります。気がかりがあるとすれば、現場の話ばかりで、出版理論などを知りたかった学生には不本意な授業だったかもしれなかった、ということです。でも、理論は本を読めばわかりますからね。講義のタイトルに「実践」とありますので、理論うんぬんよりも、出版に関わるプロフェッショナルに現状を解説していただき、問題点の克服について語っていただいたほうが有効ではないか、と割り切りました。


では、講義を終え、さまざまなゲストの話を聞いたうえで、出版界の将来について私がどう思ったのか。それは、おいおいブログで書いていこうと思っています。以下、すこしだけ予告しておきましょう。単純化しているので、異論反論はあるかと思いますが。


第一に、急激に業界が凋落することはないが、あまり明るい未来は待っていないということ。
第二に、未来は明るくないが、創意工夫を怠らなければ、長期低迷のままであれ、生き残れる可能性があること。
第三に、読者をバカにしていると、しっぺ返しをくうであろうということ(これは、出版よりも新聞にいえることなのかもしれません)。
第四に、インターネットとの共存を真剣に考える必要があるということ。
最後に、再販制の継続は、出版業界の「金」の流れを支え、遠隔地に本を行き渡らせるという意味では仕方のないことなのかもしれないけれど、それにどっぷり依存して、出版社が自転車操業を続けている限り、良書の生まれる可能性は限りなく低くなるということ。


このとおり、講義をやらせていただいたおかげで、普段はあまり突っ込んで考えないようなことについて、熟慮する機会を得ることができました。機会を与えてくれた北田さん、講義に参加していただいたゲストのみなさん、そして話を聞いてくれた学生さんに、重ねてお礼を申し上げます。
ありがとうございました

『挑発する知』の文庫化を準備

lelele2007-08-11

じつは、姜尚中さんと宮台真司さんの共著『挑発する知』(弊社刊)ですが、年内に「ちくま文庫」より文庫化されることが決まりました。


文庫化に際しては、最新事情も含めたかたちでのおふたりの対談を追加するとのこと。対談は以下のかたちで、公開にておこなわれる模様。


ジュンク堂の会場は、参加できる人数に限りがあるので、早めに予約されたほうがいいかもしれません。もしかしたら、すでに満席かも。


まだ単行本の在庫はあります。例のブックデザイン(小口に二人の顔)なので、それなりに稀少性はあると思います。こちらも引き続きよろしくお願いいたします。

「この国のデザイン その可能性と不可能性」 - 姜尚中宮台真司

9月13日(木)19時〜 姜 尚中(東京大学教授)、宮台 真司(首都大学東京教授)
ジュンク堂書店池袋本店 

〔営業時間〕 10時〜22時 (定休日:1月1日)

〒171-0022 東京都豊島区南池袋2-15-5

TEL 03-5956-6111 FAX 03-5956-6100

☆お申し込みは池袋本店1Fサービスカウンターで承ります。(電話:03-5956-6111)

☆入場料はドリンク付きで1000円です。当日、会場の4F喫茶受付でお支払いくださいませ。

トークは特には整理券、ご予約のお控え等をお渡ししておりません。

※ご予約をキャンセルされる場合、ご連絡をお願い致します。(電話:03-5956-6111)

ジャズタクシーで東京の夜をクルージング

lelele2007-08-10



安西さん、とても気さくな方でした。
そのうち、私も乗ってみようと思っています。

ところで、一文字剛って誰?

ココセレブSPECIALインタビュー

ジャズタクシー運転手
安西敏幸さん


http://celeb.cocolog-nifty.com/interview/2007/08/post_d0b1.html

http://celeb.cocolog-nifty.com/interview/2007/08/post_703f.html

安西さんのブログ

iPod真空管アンプ=ジャズタクシー
東京の個人タクシー(ジャズタクシー)の雑記帳


http://jazztaxi.cocolog-nifty.com/jazztaxi/

暑い夜に


音楽でも聴いて気を紛らわせようと思い、気になっていたCDを買いました。

夢で逢えたなら・・・(初回生産限定盤)(DVD付)

夢で逢えたなら・・・(初回生産限定盤)(DVD付)

これは、「仮面ライダー電王 劇場版」の主題歌ですね。175Rにはあまり興味がなかったのですが、この曲に関してはテレビCMで流れているのを初めて聴いて以来、気になっていました。こういうときに、シングルCDは便利です。後日、娘と映画を観に行く予定。

very special!!

very special!!

こちらは、大好きなサンボマスターの新譜。ライブに行きたいが、なかなかチケットが取れず、行く時間もとれず、アルバムもでないので、やむなくシングルを買いました。タイトル曲は、とてもいい曲でした。さんざん聞いていてわかったことですが、私は山口さんが作る曲の「maj7」コードの使い方に弱いんですね、きっと。「朝」って曲なんて、曲の冒頭から「maj7」ですから。